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  • 第142回番組審議委員会
  • 第142回番組審議委員会

    開催日時    2022年2月8日(火)

    開催場所    新型コロナウイルス対策として、メールでの対応

    番組審議委員  近藤委員、越智委員、原田委員、村瀬委員、石丸委員

    会社担当者   黒田周子

    審議番組

    C’EST LA VIE(セラヴィ) NOE(ノエ)
    (火)7:45-8:00
    (木)19:45-20:00(再放送)
    NOEさん、グリーフケアなどを勉強している方です。 音楽や文学などのアートを、心理学の切り口から紐解きたい。 心にやさしい風が吹く、そんな15分番組になれば。(本人談/タイムテーブルの紹介文より)

    議事内容

     

    越智委員

    心理学、セラピーがわかりやすく、身近に感じる内容でした。さまざまなことで生きづらさや心の健康に不安を持つ人が増えている時代にあって、考え方や実践方法を具体的に伝えているので、参考になると思う。 最後の曲紹介もその日の内容に因んでいて、曲からもその日の内容を思い出せると考える。俳句、本、詩の紹介と提供していただいた内容の解説もわかりやすく、考え方や感じ方を変化させやすいと感じた。
    人間関係に悩む人が多いので、元気で前向きに過ごせるヒントをくれる内容となっていると感じた。パーソナリティの優しい語り口も良い。多くの人に聴いてもらいたい内容となっている。

    近藤委員

    1 コンセプトについて
    (1)「音楽や文学などのアートを,心理学の切り口から紐解きたい。」とのコンセプトですが,世知辛い状況ですので,音楽や文学を紹介してもらえるのは,心がほっこりとするという意味でも,ありがたい番組ですし,相当程度の需要もある番組だと思います。
    ただ,「心理学の切り口から」という視点は見えにくいと感じました。アートの解説としては,簡潔で要領を得た内容だと考えるのですが・・・。もちろん,私が視聴させていただいた回だけがそうであったのかもしれませんが・・・。
    (2) 他方,「心理学を切り口にする」のではなく,昨今の心理学それ自体を紹介してもらうという話題であれば,それ自体も,相当に需要があるだろうと思います。本当に,「音楽や文学などのアートを,心理学の切り口から紐解」くのであれば,15分間は,短いなぁ~~というのが,正直な感想です。パーソナリティの方のバックグラウンドからすれば,本格的に説明できるでしょうに,消化不良になってしまうことが多くないか??と危惧してしまいます。とはいえ,コンセプトとして,そこまで本格的な説明・紹介を目指しているのではなく,「リスナーに興味を抱いてもらう,とっかかり・第1歩になれば,それで十分」ということであれば,不足はないということになるのでしょう。

    2 番組の構成について
    (1) 次回番組の予告をしているときもあるのでしょうか?視聴させていただいた回で,「先週,予告していたとおり,瀬戸内寂聴さんの俳句を・・・」とおっしゃっていたので,「おぉ,どれぐらいのスパンで,話題を考えているのだろう!」と想像してしまいました。
    (2) 15分番組であり,約10分,話をして,最後に1曲かけるというのが,いつもの構成なのでしょうか。話題によっては,10分間,話し続けるというのでは,平板にならないでしょうか。それとも,15分番組であれば,オープニングで導入のBGM,終わりに1曲でちょうどよいのでしょうか。
    音楽をかけるのであれば,番組の真ん中に入れてみるという構成も,そのときそのときの話題によっては,「あり」なのではないかなぁと感じました。とはいえ,この点は,何とも,判断しかねるところです。私自身,番組を聞かせていただいて,同じ話題がそれなりの時間,継続してくると,平板な感じがしてしまいますし,かといって,「この構成ではダメだ!」とまでは断定できません。「こんな意見もあるのか~~」ぐらいで,受けとめていただければと思います。

    3 語り口,声質
    滑舌がよく,かつ,落ち着いた口調で,聞き取りやすいと感じました。また,重い話題のときには,おそらくあえて軽やかな口調で話をされていました。さすがに,長く番組を担当されていて(60回余の放送ということは,そういうことですよね),慣れてらっしゃるな~~と思いました。むしろ,落ち着き過ぎていると感じる場面もあるぐらいです。

    4 BGMその他
    (1) コンセプト(紹介文)を読んでからの拝聴したため,コンセプトに基づく予想と異なり,ポップなオープニングで意外に感じました。ポップなオープニングなのに,シリアスな話題(天災)をそれに応じた口調で話し始められたので,ちぐはぐな印象を受けました。それとも,朝の番組ですから,元気でポップなオープニングにしようと,故意にやっているのでしょうか。話題に応じて,音楽は変えてみたら,どうでしょうか。とりわけ,文学(俳句など)ではなく,音楽を紹介するのがテーマであるときには,なおさらでないでしょうか(むしろ,紹介する音楽をオープニングに使ってみるのも一興かも・・・。あっ,そうしてしまうと,最後にかける音楽と被ってしまうか・・・)
    と,ここまで書いてきて,オープニングの曲を何度か聞いてみると,男声で,それほど高音域でもなく,これはこれでいいのかも・・・などと思うようになってきました。言っていることがブレちゃって,すみません。
    (2) 話題の内容やパーソナリティの語り口や声質からすると,平日の朝よりも,週末の朝とか,平日であれば,昼下がりとかの時間帯の方がよいのではないでしょうか。

    原田委員

    内容が適正かどうか、というとどれも内容は興味深いものでした。特に2月15日のラビングプレゼンスの回が個人的には興味深かったです。
    グリーフケアなどを学ばれている方というお話でしたのでほかの回でももっとこういう内容の話をされるといいのにな、と思いました。ただ、説明を聞いて内容がストンと落ちないというか、話者ご自身のご理解がまだ浅いのかな、と感じました。番組の時間の問題もあるのかもしれませんが...
    句の紹介をされた2月1日の放送でもそう感じました。もう少し内容や詩句を絞られるとよいのかもしれません。

    石丸委員

    ①NOEさんのお声は落ち着いていてやさしいお声です。
    ②しゃべりのスピートも聞きやすいし、滑舌も良いと思います。
    ③話の内容はとても有意義なものだと思います。自分が学んだことをすぐ人に教える・・素晴らしいです。
    ④気になったところは、本を朗読しているような印象の部分がありNHKの{時論公論」に似ている(?)と感じました。「時論公論」は文字や絵が映るので、論文のような言い回しでも聞き取ることができますが、NOEさんのお話は「声だけで理解するには難しいのでは?」と感じる部分がありました。平易な話し言葉で何回か繰り返してくれると理解しやすいかもしれません。

    村瀬委員

    ①番組オープニングのテーマ曲が長いのと、その曲がパーソナリティのNOEさんのキャラクターと番組の内容にアンバランスを感じる。
    ②知的な番組テーマとNOEさんの知的な語り口に好感が持てる。トーク中に静かなバックミュージックを入れるとなお良いのでは。
    ③語りの校正と間が良いので聴き易いが、それ故に時々噛むのがきになるところがあるので、今治訛りやローカル色のテーマも取り入ればもっと気軽に喋れFMバリバリらしい味がでるのでは。

    以上