『俳句チャンネル』(2025年12月29日(月)放送)兼題:初雪
更新日 2025.12.26
『俳句チャンネル』(2025年12月29日(月)放送)兼題:初雪
俳句番組『俳句チャンネル』にご投句いただいた句をご紹介します!
ラジオを聴きながらご一緒にお楽しみください!(※俳号はわからないように俳句のみご紹介)
この番組では、兼題にそって皆さんから送られてきた俳句を今治五七五実行委員会のメンバーが楽しく選評し一番の句「天」を決めます。
その句を候補に月に一回その月の一番のお気に入り句「バリ天」を決定!
「バリ天」に選ばれた句は、HAIKU LIFE MAGAZINE「100年俳句計画」の編集長でイラストレーターのキム・チャンヒさんがその句をもとにイラストを描いたハガキが送られます。
さらに特典として、その句とイラストがHAIKU LIFE MAGAZIN「100年俳句計画」に掲載されます。
どしどしご投句お待ちしています!
○放送日:2025年12月29日(月)10:30~11:00
(※再放送はございません)
全盲の手に初雪の狂おしき
初雪の便りが届く縁談と
夜半(よわ)過ぎの予報どほりや初雪来
初雪の重さと甘さ手のひらに
初雪や立ち寄りましょか金閣寺
初雪や君の目線の触れ来しか
手のひらに初雪知っている結末
しゆうしゆうと初雪匂ふ海の街
初雪や傘の恋しき六地蔵
初雪や星のかたちに手をひらき
初雪やたちまち娘羽根つける
初雪や車はみんな白帽子
初雪やプロポーズ待つ熱き黙
初雪や今なら君に言えるのに
頬を打つ時速十キロの初雪
初雪の閑職先の道すがら
初雪を見る天ぷらの窓を開け
初雪や寄り添ひ歩む義兄妹
「初雪ね」板書の手止む二時間目
国道の夜間工事へと初雪
頬にひやりまつ毛にふんわり初雪や
初雪や喫茶詣での休輪日
乗り慣れぬバス停にいる初雪よ
初雪や窓際の子の目の丸し
初雪やうどんに放つとんがらし
初雪や小休止する役員会
初雪か小学生の列の散る
冬休み豆菓子ばかり喰ふ三女
今募集中の兼題は、1月4日(日)締め切りで、「左義長(さぎちょう)」と「冬の月」です。
応募フォームは https://forms.gle/t2YS4cezgLeAyz6ZA
ご投句の際は、本名と住所もお書き添えください。
投句を頂いた方の中から2名様にだりあさん詩集「おばあちゃんの魔法の苺」をプレゼント!
ラジバリのfacebookには、投句された句や次回兼題をUPしておりますのでご覧ください。
最後に!この番組はpodcastでいつでも聞くことができます。
https://podcasters.spotify.com/pod/show/haikuchannel
