『俳句チャンネル』に投句いただいた句の紹介（2024年7月22日（月）放送）

俳句番組『俳句チャンネル』にご投句いただいた句をご紹介します！ ラジオを聴きながらご一緒にお楽しみください！（※俳号はわからないように俳句のみご紹介）この番組では、兼題にそって皆さんから送られてきた俳句を今治五七五実行委員会のメンバーが楽しく選評し一番の句「天」を決めます。その句を候補に月に一回その月の一番のお気に入り句「バリ天」を決定！「バリ天」に選ばれた句は、HAIKU LIFE MAGAZINE「100年俳句計画」の編集長でイラストレーターのキム・チャンヒさんがその句をもとにイラストを描いたハガキが送られます。さらに特典として、その句とイラストがHAIKU LIFE MAGAZIN「100年俳句計画」に掲載されます。どしどしご投句お待ちしています！

○放送日：2024年7月22日（月）10：30～11：00

（再放送：2024年7月24日（水）22：00～22：30）

○兼題：「夏野」

三つ編みの吾子の駆け来る夏野かな

大夏野男岩女岩の眠りたる

平城の宮跡に立つ夏野かな

夏野とは分母の上に寝る分子

キャリー引き難き夏野や帰国せり

木漏れ日の先にぱあっと夏野かな

夏野行くふり向きたいの呼びかけて

通院や夏野に溺れかけながら

色違ふ二両の列車ゆく夏野

放棄地の夏野となりぬ地蔵尊

富士を背に下(しも)にひろがる夏野かな

夏野原見つめる猫や無縁寺

虫メガネ夏野を進むアリ一匹

夏野行く寝台列車はローマ発

駆け廻る青野の子等の一途かな

病窓に見おろす夏野独り占め

夏野を歩いてふるさとへ帰ろう

はろばろとワンマン電車往く夏野

追い駆ける自転車軽し夏野かな

溶岩のごつごつとして夏野あり

カルデラの底の夏野や秘境めく

背負い籠満たし農夫は夏野ゆく

遺影撮る母や夏野はしづかなる

寡黙なる家族旅行や夏野ゆく

夏野原黒影落とし行く翼

夏野揺れ気持ち凉や午後三時

今募集中の兼題は、7月28日（日）締め切りで、「夕焼」と「草いきれ」です。

応募フォームは　https://forms.gle/t2YS4cezgLeAyz6ZA

ご投句の際は、本名と住所もお書き添えください。

ラジバリのfacebookには、投句された句や次回兼題をＵＰしておりますのでご覧ください。

最後に！この番組はpodcastでいつでも聞くことができます。

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